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借金整理と家計の見直し~家計収支の把握編~

 前回は、 借金整理と家計の見直し~借金の整理方法編~ ということで、借金の整理方法について、紹介しました。次は、家計の見直しについて、紹介したいところですが家計を見直すためには、まず、現状の家計収支の把握が必要です。
 家計収支表を毎月、作成されている方は、それを見ればすぐに分かるのですが、家計収支表を作成していない方のほうが多いと思いますので、家計収支把握のための注意点を挙げていきます。

 

○収入の把握について
 毎月の手取り収入を把握します。給与明細や給与が振込の方は通帳を見ればすぐに分かると思います。年金、児童手当や児童扶養手当等の公的給付も忘れずに確認します。
 年金、児童手当や児童扶養手当については、2ヶ月又は4ヶ月おきに支給されますので、1か月分の平均額を家計収支表に記載します。

○支出の把握について
 まず、支出について、1円単位まできっちり把握できるのがベストですが、それをしていくと面倒で3日坊主で終わる可能性がありますので、100円以上の単位で把握していきます。
 支出内容を口座引落、現金、クレジットカードごとに把握します。できるだけ、支出を口座引落にしておいた方が、通帳記帳するだけで把握できますので楽です。
 現金については、食費・生活費、お小遣い、交際費といったように支出項目ごとに財布や封筒等で分けると、残金で今月支出した金額が把握できますので、お勧めです。もちろん、領収書を取っておいて、その合計額を出してもいいですが、残金の把握の方が楽だと思います。
 クレジットカードは、1~2ヵ月後にまとめて口座から引落がされるため、何に支出したか把握できていないケースが多いです。したがって、できるだけ、クレジットカードの利用は避けることをお勧めします。債務整理をされる方も、クレジットカードの利用で支出が把握できていない方が多いです。
 また、毎月は支出しないけども、1年を通じて定期的に支出するものも忘れずに把握します。例えば、車検費用、帰省費用、住宅ローンのボーナス払い、自動車税や固定資産税等の税金などが考えられます。これらの支出も1か月分の平均額を家計収支表に記載します。

○家計収支表への記入
 後は、上記の収入・支出の項目ごとに1枚の紙に書き出します。収入や支出の項目については、市販の家計簿を利用すると書き漏れがないと思います。また、エクセルが使える方は、エクセルを使うと計算が楽です。
 スマートフォンをお持ちの方は、家計簿アプリなるものがあるようですので、それを利用してみるのもいいかもしれません。

 家計収支の把握ができたところで、次は、家計収支の見直しについて紹介します。

司法書士法人エントラスト 債務整理

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